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孤紋学園・・・。そこには理事長、生徒会、風紀委員とどこの学校にもある三大権力が存在している。しかし、孤紋学園にはその三大権力よりも特別な人物がいた。
『神』。
生徒や教師の間ではそう呼ばれている。
“彼”のいうことは全て絶対。それは三大権力者の彼らも抗えない絶対的な命令。
姿は簡単に見ることは出来ない・・・というよりも今期の『神』は普段から他の生徒たちと一緒に紛れ込んでいるのだ。
自分から神だと言いふらす人も過去にはたくさんいたし、神としての権力を振りかざす人だっていた。
そんな中、今期の『神』は生徒と変わらない存在でいることを望んだ。
なので、正確に彼のことを知っているのは理事長、生徒会会長、風紀委員長ぐらいだろう。
＜＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＞
「あ～ぁ、せっかく生徒の中に普通に入ったのに・・・面白くないねぇ」
彼の名前は千鶴。今期の『神』だ。
彼は今、目の前で起こっている出来事に飽き飽きしていた。
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