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亮太は優美を見ながら。
「優美ちゃん。
こんな未練坊主は置いといて
先にベンツに行こう」
「私もよばれていいの?」
遠慮がちに優美は言った。
亮太はドンと胸を叩いた。
「もちろんいいさ。
条件2、タカのおごりだから」
「やったぁ!」
優美は跳び跳ねた。
そして亮太は踊りながら
スキップを踏んだ。
そして、適当なリズムで
歌いだした。
「スペシャルランチ♪
スペシャルランチ♪」と。
それを聞いた優美は
亮太の左腕に掴まり歌いだした。
同じように。
「じゃぁ―私も。
スペシャルランチ♪
スペシャルランチ♪」と。
孝弘は慌てた。
「お、おい亮太…。
スペシャルランチって
一人5、000円だぜ」
亮太は振り返って言った。
「条件3」
すると優美も声を合わせた。
「「好きな物を注文出来る!」」
孝弘は倒れそうになった。
「そんなぁ…」
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