え?転校生に対しての態度ってこんなのだっけ?

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目を覚ますとベッドに寝ていた 「知ら―――「ごごごごめんなさい!」おぉふ」 言ってみたかった台詞を遮られたので少々ガッカリしながら体を起こすとベッドの傍らで頭を下げているロッドを見つけた 「おぉ、別に気にするなロッド、俺も少しふざけ過ぎたしさ」 「それじゃあ私の気が済まないんです!ですから、ななな何でも言うこと聞きます!」 「え?」 何でもって、あの『何でも』か! いやまて、早まるな、相手はクラスの女子、ここで変なお願いをすると、一瞬で広まり変態扱いされる! ふと、時計を見てみると幸い昼休みはまだ終わって無かった 「じゃあさ」 「ハッ、ハイ!」 「昼飯奢ってくれない?」 「ふぇ?」 心底意外そうな顔を向けてくる ――――食堂 「ほぅ、ここの飯結構旨いな」 「はぁ……」 「ん?どうしたロッド?」 食堂に来てからずっと溜息ばかり吐いている 「結構勇気を出して言ったのに…どんな事も我慢しようと思ったのに…、私の魅力は食欲以下……」 「何?そういうお願いをして欲しかったの?」 「ち、違います!変なこと言わないでください!」 何だ、てっきり痴――ゲフンゲフン 「なぁロッド?」 「――名前」 「へ?」 名前?俺の名前か? 「せめてソフィアって呼んでください」 「何でいきなり?」 「そうじゃないと何故か負けた気になるんです!」 「おぉふ分かった、分かったから落ち着け、それでだソフィア、敬語は止めてって言ったよな?」 さっき聞こうとしたことを聞く 「そ、それは小さい頃からそう言われてるから直らないの!」 そんなにムキにならなくても…… 「じゃあ、変に畏まったりするなよ?」 「ムゥ、分かった」 さっきから狙ってやってんのかな?それでも可愛いんだけど と軽く和んでると 「こんな所に居たのか」 ウザい奴が来た
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