君伝3…4章 キスで繋いで

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いつものスポーツ店にいって、 「すみません、志筑高校のものですが……」 いつもの人にいつもの物を頼む。 そんなことをしていたら、 「久々!」 「……ついこの間も会ったと思うけど?」 顔見知りと出会ったり。 「冷たいなぁ、美穂ちゃんは」 「ってか、巫御君、練習は? レギュラーでしょ?」 「ん? 今日はおしまい。でもってマネージャーも兼任してる俺は買い出しってわけ」 「3年なのに?」 「美穂ちゃんだって」 そう言われて美穂は思わず苦笑してしまった。 「というわけで、送ってあげる」 「いいよ、って言っても送るんだよね?」 「よく分かってらっしゃる」 そんなことを言ってる間に巫御は美穂の荷物を持ってたりと抜かりはない。
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