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冬「ってな感じで別れたよ!お昼ご飯、楽しみだねぇ~」
秋「なぜか私達も同行して昼食を食べることになってますね。」
瑠「…おべんと、ある。でも…転校生…こうりゅ…深める、大事。」
うん!二人ともオッケーみたいだ。
生徒会と遭遇パターンの王道展開が起きないっていうのがすごく残念なんだけどさ。
何せ流和先輩は年上だし、まず生徒会は俺らなわけで…
かいちょーは年上あまり好きじゃないし、るーくんという素晴らしく美味しい想い人がいる。
しゅーくんは一度会っていて、しかも普通に接している。
るーくんは言わずもがな、かいちょーに一途。
俺は傍観者。
成立するはずがない!
いや海くんの第一印象をそれと思ってる俺は生徒会の誰かとくっつくのは認めん!
だけどさ?
これで別の王道ルートに海くんが当てはまれば…
そのイベントを特別生徒フロアである2階から悠々と眺められるもんね!
むしろ好条件さ!
冬「決まったねぇ~断られちゃったらどうしようかなぁって思ってたんだよねぇ~!」
かいちょーには…聞かなくていっか。
るーくんも来るんだし、きっとついてくるよ!
なんたって二人は隠れ両思いだからね♪
冬「じゃぁ~かいちょーたちを追っかけよっかぁ~」
秋「追っかけなくても前に…
いつの間にいなくなったんでしょう。」
瑠「いない…」
冬「俺が来てからぁ結構話してるからねぇ…かいちょーから先に行ってるってメール届いてるよ?」
そう告げると、るーくんが少しシュンとしたような表情を見せた。
そんなるーくんとメールを見て、俺は少し笑う。
『こいつは瑠衣があんま好きじゃねぇ可能性が高い。瑠衣にストレスとか、かけたくねぇからな。』
さて…この過保護なかいちょーとるーくんが自分の思いを伝えられるのは、いつになるのかな?
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