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時間は飛んで、翌日の昼頃。
城のドデカイ門の前で門兵の視線を浴びつつ、白フードが来るのを待っていた。
俺「はぁぁぁぁぁぁ………」
そんな俺の気分はドン底なのだが、その理由は後で話す。今は目の前の事をやんないとな。
暫くすると、一本道の奥から明らかに怪しげな人物が歩いてきた。そいつは俺の目の前で止まり、フードを取ってその顔を晒した。
俺「おぉ」
俺より少し背の低い白フードは、蒼い目の女性だった。フードをつけている時は声が変わっていたので、そういう類いの魔法をかけているのだろう。
キュー「何だ、私の顔に何かついてるのか?」
俺「あ、いや何でもない」
普通に可愛いと思えるが、よくよく考えたらこいつもセド達と同級生なんだっけ。見た目10代にしか見えねぇ。
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