まさかの事故死

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ジリリリリィィィィ… カチッ 「…もう朝か。」 俺は布団から起き上がり思いっきり伸びをする。 俺の名前は浦川勇樹。13歳で中1だ。 両親は仕事で海外を飛び回っているので一人暮らししている。 今は6時20分、学校に行く用意をするにはまだ早いが、朝食と弁当を作らなくてはいけないのでいつもこの時間に起きている。 とりあえず台所へ行き、鍋へ昆布や鰹節でとっただし汁を入れて温める。 そこに焼いた角餅に干し椎茸、ほうれん草等を入れて少し煮込んだものを器へ入れる。 所謂、お雑煮というやつだ。 …別に正月では無いぞ。 夏日なのに正月っぽい朝食を食べ終わり、弁当作りを始める。まあ、弁当作りって言っても昨日タイマーを設定しておいて丁度炊き上がった五目おこわを弁当箱に詰めるだけだが。 学校へ行く用意ができると丁度いい時間だったので家を出て学校へ向かう。
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