1367人が本棚に入れています
本棚に追加
/263ページ
学校からの帰り、雨が酷くなっていたのと、先生に用事があって早く帰るからと言われ、車で、送って貰うことになった。
傘を差して人気の無い裏門で待っていると、シルバーの車高の低い車が傍に停まった。
ツードア!
先生が中から助手席のドアを開ける、
「濡れるから、早く乗って。」
先生に急かされて慌てて傘をたたみ乗り込む。
「おまえの家って、ここの駅から下りで二つ目だろ?
駅のどっち側?……ナビに入れた方が早いか…住所言って」
あたふたしてるうちにナビを操作してすぐに車は発車した。
「すいません。本当にいいんでしょうか、……乗せて貰っちゃって」
「う――ん、大丈夫じゃないかな?他の子に見られなけりゃ。」
見られてなかったとは思うけど……
「見られてたら…?」
「吊るし上げ。」
「先生が?!」
呼び出しとか?
最初のコメントを投稿しよう!