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「ここは……央都か」
俺はあいつに転送されたらしく、昼には祭りのように賑わっている央都の広場にいた。
あんなカッコつけて魔界行ったくせに、たったの数日で生きて戻ってくるとはな。
それより今何時だ?
魔界にいたせいで時間がわからなくなった。
央都の人間が寝静まっているって事は12時くらいだろうか。
俺はポケットに入っている転送石を投げた。
石が縦長の楕円形型ワープホールに変形し、その向こうには日本にある俺の部屋が映っている。
この転送石は前まで最後にワープしたところにしか行けなかったが、あいつに改造してもらって行きたいところに行けるようにした。
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