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「………ふふっ」
朝餉を食べながら平助は以前の藍とのやり取りを思い出す
自然と笑みが零れた
「……気持ちわりぃな、急に笑い出しやがって」
右隣に座っていた新八がポロリ、とメザシを落とす
左隣の左之は突然の笑いに寒気が走った
「なんか変なモンでも食ったか
顔までニヤけて気色のわりぃ…」
「あぁ…ごめん、ごめん
って、左之さん気色悪いって酷いっ」
ベシッ
左之の腕を叩くが、その強靭な筋肉で平助の平手など効く筈もなく…
「ははっ、なんだその蚊が止まったような叩き方は」
むしろ馬鹿にされてしまった
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