第20話

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うん。今出来る事はそれくらいかも。 ジークに念話をお願いして、また世界樹まで戻り ピークが生活出来るような環境を世界樹から少し離れた所に整えた。 ピークにちょくちょく見に来ると言ってまた森へと戻る。 私が世界樹に行っている間 「なあ。闇帝。 本当にそれだけか?」 「まさか。 あのお嬢ちゃんに変な事言ったら、勇者の所へ行くとか言い出しそうだろ?」 「うん。リコっちなら飛んで行きそう。」 「助かったよ。闇帝が黙っててくれて。 勇者はリコに関して恐ろしい程執着しているからな。 関わればバレる可能性が高い。 だが自分の事より困っているものを優先してしまう。 闇帝。なるべくリコに情報を入れないでくれ。 俺は水帝と話してくる。」 「わかった。気を付けるよ。」 なんて会話をしていた。 もちろん私は知らない。 行く先々で先輩がどれ程酷い事をしていたかを。 .
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