お、俺は………ハンバーガーフェチだ

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キィ……… 静寂に包まれた空間に微かだが金属音がした。 一体誰が立てた音だ?そう思いもしたが、俺にとってじゃ気分転換になるかが重要だった。 何となく面白い気がしたので、俺は音を辿って音源に向かった。       *   *   * エド「ふっ!ほっ!」 音の原因は我らのエース、エドガーだった。だからイケメンは死ねばいいのに。 おっと、つい本音が。 自重せねば。とにかく話し掛けるか。俺は此処でコミュ障を克服するべきだ。 シオン「よぉ、エド。何して……」 危な……くもないな。いやぁ、焦った。いきなり攻撃してきやがったよ。コイツ、マジで危ねぇ。 まあ、剣が当たった程度は怪我もしませんけど。いや、今の状態だったらするな。 エド「なんだ、シオンか。悪かった」 本当に反省してるのかは知らないが、大して悪びれる事もなく剣を収めた。何その反応、ウゼェ。イケメンだから何でも許されるとでも思ってるのか? これだからイケメンは……。 よそう、こんな事ばかり考えてると惨めになってくる。 シオン「で、お前は何してんの?鍛錬?」 エド「まあ、そんな所だ。ようやく体が温まってきた頃だな」 ふ~ん、まだ準備運動の段階か。てか、コイツやっぱり悪いと思ってねぇだろ。 シオン「そ、んじゃ俺は暇だし見学してるかな」 エド「お前はやらないのか?」 シオン「誰がそんな面倒な事やるかよ」 ぶっちゃけ、他人の鍛錬をただ見てるだけというのは初めてかも知れない。大体は俺も付き合うか、指導するかのどっちかだからな。 しかも『終わりなき完成』が発現してから鍛錬なんてやってなかったし、する必要が無かったからな。 技術とか思考とかも『終わりなき完成』で既に限り無く最高地点に達してる、と思う。 だから俺に鍛錬は要らないという訳なんだよな。ただ時間の無駄だし。 あっ、もし俺が万全の状態だったらハーデスとかと戦ってたと思うな。最近ストレス溜まってるし、発散したい訳だ。
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