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無。
そこには何も"無かった"。
いま、そこには1人の"青年"がいる。
いや、正確には青年ではない。
彼は青年などという"人間の概念"は通用しない、そんな雰囲気を纏っている。
彼は唐突に言った。
「まずは、空を創ろう。空は綺麗だからね。
……となると、大地も必要か。大地は汚いものを創り出してしまうからあまり好きではないのだけど……。
まあ、"同じ過ち"は起こさせないけどね。
あと、空には光と影がなければ。あの美しさには必要だ」
それが1日目だった。
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「あぁ、忘れてた。雲がなければ意味がない。海を創ろう」
それが2日目だった。
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