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     「ナツ、抱かせて」 玄関の鍵を開けて入ってくるや否や、タカヤはあたしの耳元で甘く囁くと、アルコールの匂いをさせながらキスをする。 戸惑い気味にタカヤのキスに応えていると、ふわりと抱きかかえられて、そのままタカヤのベッドに落された。 軽い衝撃を背中に感じたすぐ後に、今度はタカヤが覆いかぶさってくる。 「早く、そのキレイな身体を俺に見せて」 妖艶に微笑むと、あたしの肌から纏っているものを彼は簡単に剥ぎ取っていった。 拒むことは許されない。 あたしは彼の愛人なのだから。
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