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あの日…近藤さんと土方さんに逢って光を知ったんだ!!
それまで…闇しか知らなかった。
大袈裟かもしれないけど…初めて二人を見た時光り輝いて見えた!!
その時…爺様の言葉を思い出した。
爺様は何時も言っておられた…ただ1人の主君を見付けろと‥。
この時代忍びなど無用の世に、そんな事言われてもって思ってたら…やっと出会えた、ただ1人の主君。
その爺様が亡くなって、たちの悪い人買いに、陰間茶屋に売り飛ばされそうになり、隙を見て逃げ出したのはいいけど…取っ捕まりそうになった所を、近藤さんと土方さんに助けてもらった。
その時…近藤さんは勝太と言う名で‥江戸にある天然理心流『試衛館』道場に向かう途中だと言う。
勝太「大丈夫か?」
梛弛『はい、ありがとうございました(笑)』
歳三「何で?追われてたんだ?」
梛弛『人買いから…逃げてきたんです(汗)それで…。』
勝太「そうなのか…可愛い女の子だから、無理もないが…。」
歳三「いや…かっちゃんそいつ男だぞ!!」
梛弛『はい・あの…見かけは女の子みたいですが…男です(汗)』
勝太「そうかすまん(汗)オレは勝太って言うんだ。君は?」
梛弛『いえ…まぎらわしくてすみません(汗)
神波 梛弛と申します。』
歳三「いいんじゃね。
かっちゃんが間違えたんだし…オレは土方 歳三。」
梛弛『本当に助けていただきありがとうございました』
勝太「いや…それはいいが、行く所はあるのか?」
歳三「ないなら…オレ達と、一緒に行くか?」
梛弛『行く所はありませんが…
これ以上ご迷惑はかけられませんから(汗)
大丈夫です。』
勝太「迷惑なんて思ってないさ
大丈夫だとゆうなら…無理にとは言わんが…。」
歳三「本当に大丈夫なのか?
遠慮しないで一緒に行こうぜ?」
その時後ろから…同じ年くらいの少年が、近藤さん達を追い掛けてきた。
それが総司だった!!
結局…近藤さん達とは一緒に行かなかった。
まさか…これが始まりだとは、思ってなかったけど…。
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