極道恋愛歌 

210/328
2592人が本棚に入れています
本棚に追加
/328ページ
「…やめろよ、ああいう事するの」 龍之介の口調は、怒っているというよりもどこか寂しげなものだった。要にはその理由が分からない。 「…お前に関係ねぇだろ」 「あるよ」 「…何で」 護衛だから?たかだか護衛がプライベートに干渉する権利なんて無いはずだ。 「お前が好きだからだよ」 龍之介の言葉に、要は自分の耳を疑った。この男は何を言っているのだろう。それが本当なら、色々と辻褄が合わない。
/328ページ

最初のコメントを投稿しよう!