~夏の泡沫~(番外編)

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雷鳴が轟く度に君を思い出す。 積乱雲を見上げる度に君を思う。 蝉の声が聞こえ始めると、あの夏を思い出す。 君の笑顔を願う その頬が濡れていませんようにと 君の幸せを願う 俺のことを覚えていなくても構わないから もしも、君に再び出会うことが奇跡だというなら 俺はそれを神に祈ろう そして、もし出会えることが出来たなら もう一度、君の笑顔が見たい 月は太陽によって輝くのだから ※登場する人物地名等、すべてフィクションです。              著:篠原ヒロキ
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