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「そ、そうだったですか！
でも俺、言ったんですよ。
樹利さんが駄目だったら、いつでも来てくれって。
だから時間がかかってもじっくり落としたいなって思ってるんすよね」
勢いよくそう言ったカズに、怒りが込み上がる。
「……じっくり落とすって、俺が可愛を振ることが前提なんだろ？」
俺と可愛が付き合うわけがないと、カズは思い込んでいる。
どうしてそう思う？
俺と可愛は、そんなに似合わないか？
そう思い、苦笑した。
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