前編:クシュル、探検する😓

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これはとある星に存在するとある国のおはなし。 その日、その国の二番目の王子であるクシュルは旅に出ている長兄パシュルからの長い手紙を読んでいた。 そしてその手紙の結びにはこう書いてあった。 『お前には将来私の事を助けてほしい。お前には私に無い才があると思う。お前も相応の年齢になれば旅に出てみたらどうだ。学べる事は多い。 パシュル 』 クシュルは手紙を机の上に置いた。そしてため息をついた。そりゃ兄さんはいいよ。学問・運動両方完璧の文武両道だし。僕なんか完全な本の虫で。旅なんて向かないと思う。
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