【旋 律】後編 第一章

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. ――――…… 翌日、亜美は大学の女子トイレで用を足し、手を洗いながら、化粧直しの女子大生で溢れ返っている様子に、眉をひそめた。 あーあ、香水臭い。 手を洗い終えハンカチで手を拭いながら、なんとなく鏡を見た。 ……私も少しくらい化粧くらいした方がいいのかな? そんなことを思っていると、先輩と思われる派手な女子大生がトイレに入って来るなり、 「あら、あなた、薫の新しい彼女でしょう?」 と少し棘のある口調で尋ねて来た。  
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