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◇
太ももにぴっちりくっついている、白いワンピースの裾。
抑えて走らなければ、とんでもないものを晒してしまう。
「うわああああん、着替えが見つからないよおっ!」
「泣くな! 騒ぐな! うぜえ!」
「志竜君のドS!」
「可愛くねえ、まったくもって可愛くねえ」
「あ、あれ!」
言い合いを繰り広げる志竜と新人に、雄二は前方を見るように指差した。
金色の扉だ。
仰々しい。
もしかして、この先に天野蒼牙がいる……!?
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