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潤「イレギュラー?」
隣のソファに座っていた潤先輩を軽く見上げる。
至極不思議そうな顔をしている。
それも仕方ないかもしれない。
これは、知らない人も多いから。
いや、違うな。
認めたくない人が多いから。
臣「恋をしたんだ、人間の女に」
ホカンとしたみんなの表情。
そんな事?、という心の声が丸聞こえだ。
けれど、これはそんなことではない。
神様達にとっても、俺達にとっても由々しき事態だった。
郁「彼女の名前はマリア
大人しくて、気配りの出来る優しい子でした」
臣「けれど、
それはあってはいけないことだった」
カ「どうして?
お互いに好きあっていたんでしょう?」
何気ない質問。
だが、お互いに好き合っていてもどうしようもないこともある。
根本的にいけないことが。
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