☆★繋がり★☆

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桜舞う季節。 私(悠)は貴方(彰)と出会った。 綺麗と思うほど、少し長めの黒い髪。 誰もが振り返る、容姿をした彰。 どんなに手をのばしても、触れる事すら出来ないと思ったのは、全然ちがかったのかな…? ************************************** 夕陽ケ丘中学校。 初めて彰と出会ったのは、ここの正門。 回りの女子から、キャーキャー言われていたよね? 私、覚えてる。 最初は全然興味がなかったけど、この中学で過ごした3年間。 絶対に忘れないから… *************************************** 1年生の時、同じクラスで、席が隣りだった。 興味がなかったから、気にしてなかったけど、今にしてみれば、すごく愛しい。 いつも、彰から声を掛けてくれたね。 入学してから、あんまりたってなかったから、すごく嬉しかった…。 声掛けてくれてから、多分意識し始めたんだと思う…。 だんだん学校にも慣れてきて、友達も出来てきた頃、彰が、女子に人気になってきた。 「彰君超かっこいいんだけど!!」 「あっ、それ分かる~」「そういやさぁ~。水野さんって、彰君の隣りだっけ?あたしと替わってくんない?」 「…えっ…」 突然の申し出に動揺を隠せない…。 あそこは、唯一、彰と話せる“私だけの場所”だから…。
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