憩(イコ)い-2

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「てめえ、何しやがる」 「ボケーッとしてる方が悪いんです。そして、仕返し。」 「…お前、いい度胸だな。」 「はい。度胸だけはいいんです。今頃気付きました?」 「…いや、前から知ってた。」 バシャ。 「ちょっと、渉さん!」 パシャ。 「冷てえな!」 バシャ。 パシャ。 バシャ。 パシャ。 「…渉さん、休憩しましょ。」 「…そうだな。」 馬鹿みたいにはしゃぎ過ぎたせいで、少々疲れた。 俺たちはお互いに服に水の染みをつくって、川から上がり、ちょうどいい岩を見つけて裸足のまま二人で腰を下ろした。 自然と隣に。 自然にすぐそばに。 「こうしてれば、服…乾きますよね。」 アイツは空を見上げて降り注ぐ日差しに目を細めた後、自分のバッグからコンビニで買った水のボトルを俺に手渡した。
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