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~美由~
はぁ~驚いた……。
義春に課長の事を聞かれ正直なんて答えていいのか分からない。
順調と言えば順調だし。……でも……。
私は自分の気持ちに戸惑っていた。
私はソファーに寝っころがりながら考える。
一緒にいればいるほど私はドンドン課長を好きになっていく。
課長は優しい……。
今は恋人として私を大事にしてくれてる。
でもそれは私にとってとても残酷な事だと課長は気づいていない。
ううん……。
気づかせちゃいけない。
一年後には私たちはただの上司と部下になるのだから。
私はなんだか眠れなくてビールを片手にベランダへ出た。
なんだか今日は月がやけに大きく見える。
「なんだか……嫌な予感がするな~」
私は小さくつぶやいた。
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