課外4日目の夜

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「ここになながいて……いつもななを好きだって言うんだ。 それを見せてあげたい」 ハルがオレを見上げて微笑む。 「ななが好きなんだ」 見下ろしたハルの目に泣きそうになる。 好きだって気持ちのいっぱい詰まったまなざし。 何か言いたいけど、なんて言ったらいいかわからなくて。 オレはそういうのは本当に不器用で、気の効いた言葉なんて思いつかなくて。 だから黙ってハルに抱きついた。 ハルの頭を抱え込むように手を回した。 背中に回っていたハルの指がゆっくりと背中を撫でて、それからオレのシャツをめくりあげる。 素肌にハルの唇が、それから舌が触れてびくっとする。 「~~っん」 何度も触れる唇と舌に息が詰まる。 足が震えはじめると、ハルの力強い腕が尻の下を抱きかかえて肩に乗せてベッドの上に優しく横にされた。 はあって息を吐いて、ハルの目を見る。 触れられることに慣れて来た身体は快感を追うように作り変えられて、快感はオレの頭を麻痺させる。 「なな、歯磨きのミントの匂いがする」 唇を合わせながらハルが囁いた。 「ん。磨いた」 離れた口の間から囁き返す。
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