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健次「……………………」
健次(ん、う~ん。ん?ここはどこだ!?)
健次は牢屋の中にいた。牢屋はこの部屋の一部で見るからにこの部屋は拷問部屋であった。
健次「なんだよ、ここは!?」
?「お目覚めのようだねぇ」
健次は声のした方に目を向けた。そこには宝石や指輪をした女性がイスに座っていた。
健次「あんたは?」
?「私はレイルさ。この館の主人アーサーの女房よ」
健次「レイル…………。なんでオレをこんなとこに閉じ込めんだ!出しやがれ!」
レイル「おうおう、威勢だけはいいようだね。だがお前らは邪魔なんだよ。だからここで殺させてもらうわ」
健次「何!?」
レイル「まぁまだ時間が来ないから今のうちに家族にでも別れを惜しむんだね。あんた達!こいつらを見張ってな!」
健次(あんた達?こいつら?)
手を指した方にはゾンビ達が6体も潜んでいた。
健次「!」
レイル「お前ら、どうせ逃げられないんだからムダな真似はしない方がいいよ。ゾンビ共!しっかり見張っときな!」
そう言うとレイルという幽霊は消えていった。
健次「くそぉぉ」
健次(こんなところで…………死ぬのかよ………)
その時
?「……次……さん…………健次………さん」
健次「誰だ!?」
健次はとっさに隣の牢屋をのぞいた。
健次「………セデスさん!?セデスさんじゃないか!」
セデス「やはり健次さんでしたか。あなたも捕まってしまったんですね」
健次「なんでセデスさんが捕まってるんだよ!?」
セデスは壁にある鎖につながれていた。
セデス「逃げられないようにでしょうな。私は幽霊ですから。健次さん達にこの館のことを話した罰で私は殺されるみたいです」
健次「そんな!?………オレらのせいで………」
セデス「いえいえ、あなたがたのせいではありませんよ。それよりなぜ他の人達と離れ離れに?」
健次「それは………………」
健次はこれまでの事を話した。
セデス「ふぅ~む。そのような事が………では他の友達の所在を調べてみましょうか?」
健次「セデスさんそんなことができるのか!?」
セデス「幽霊であればあらかたの者はできますよ。それではしばしお待ちを…………」
健次はもうセデスに頼るしかなかった。
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