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「ひっ、ふっ……ふぇ……。
お母様、お父様…どこぉ?夏香を1人にしないでよぉ」
泣いている子供は私。
そんな私の前にいるのは血走った目をした誰か。
そしてその男の足下に横たわる母と父だったもの。
「フフ、ヒャハ。
ヒャハハハハハハハハハハハハハハ!」
その男は母と父だった肉塊に“グチャグチャ”と差し続けていたナイフを泣いている私に向かってゆっくり振り上げ、真っ直ぐに振り下ろしてきた。
“ヒュッ”そんな風をきる音を聞きながら私は意識を失った。
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