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『寒いね。』
『寒いですね。』
「ふ…。」
あー、なんかこしょばい。
首のあたりをこすって照れを紛らわす。
「……。」
『母親と向き合うことにしたよ。
今同居してる。』
なんか、春子にはちゃんと言っておこうと思った。
『よかった~。
ホントによかった。
嬉しいです。
ずっと気がかりでした。
お母さんにとっても、司さんにとっても、前に進めるいい機会になることを祈ってます。
辛くなったら今度は私が司さんのお話聞いて支えますから!
どんどん弱音吐いていいですからね。』
「ぶっ。」
ちっちゃい春子がガッツポーズをして満面の笑みで笑ってる顔が頭に浮かんだ。
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