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「陛下ぁ、式はいつ挙げるご予定になるんですか?
早めに決めておきましょう?
招待客のリストも作らなければいけませんし……ああ、でも挙げるとしたら魔界ですかね…人間界と二回やりますか?」
「まーかーせーるー」
「子供は何人欲しいですか?」
『あ、匹じゃないんだ。
ん?
子供?
子供って果実を食べるか、キャベツや桃、竹から産まれるか、コウノトリが運んでくるんじゃ……』
「陛下、訊いていますか?
陛下ぁ!!」
どさっ
「○ΣδΥχ※≡!!」
蛙の叫びにより、アカマツはチョモランマ程になろうかという、サボリによりできた書類が崩れ、埋もれてしまったようでした。
「陛下っ!!」
蛙が急いで発掘に入ります。
結婚式のことなど、頭から完全に飛んでいました。
―――アカマツと蛙が結ばれるのは、もう少し先の未来のお話です。
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