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「…で?」
くるくると人差し指を回し、今度はピッと理紫を指差した。
「さっきの続き。…どうする?知りたいなら話してあげてもいいけど」
理紫がコクッと息を呑む。
「どうする?」
もう1度、菜花が促す。
「…そりゃ、教えてくれるなら知りたいよ」
その言葉を聞いて、菜花の表情が真剣なものに変わった。
「…じゃ、話す」
「そんなに簡単に話していいのかよ」
理紫が聞くと、菜花が首を振った。
「駄目だよ。だけど、徳井は知る気があるなら、知っておくべきと思うから…」
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