言葉のチカラ ( 橙 × 赤 )

3/4
49人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
>>> 数日後 A「 ちあき最近勉強頑張ってるよね ~ 」 お昼休みにお弁当を食べてる私に 友達からふいにそう言われた。 「 えへへ 」 B「 本当だよね 、 やっぱ恋の力はすごいわ 」 「 ちょ /// 恋とかそんなんじゃ … 」 B「 ちあき、バレバレだからね?笑 」 A「 西島先輩に教えてもらったんでしょ~? 」 「 あれは…たまたま 」 B「 あたふたしてる~ 可愛い~ ? 」 A「 ふふ、わかったわかった、 西島先輩と同じ学校行こうね? 」 「 … ! わかってたの~? /// 」 B「 だからバレバレなんだってば~ 」 そう、ここ最近勉強を頑張っているのも 先輩と同じ大学に行く為。 先輩は賢くて私の学力じゃ行けない所を 受験するらしくて … だから勉強頑張るの。 (( まさか友達にバレてるなんて、恥ずかしいな )) 「 も、もう /// 恥ずかしいじゃん! 私、お茶買ってくる !! /// 」 恥ずかしさのあまり そそくさと教室を出る。 まさか友達がそんなに観察力あったなんて びっくりした ( 笑 ) ー ガコンッッ! お茶買ってくるという理由で 教室を出てきた手前 手ぶらで教室に戻るのも気まずいから 中庭でひとつお茶を買う。 「 ちあき ~ !!! 」 中庭には誰もいないのに どこからか先輩の声がする。どこ? 「 ちあき、二階二階! 」 二階のほうに目を向けると だいすきな西島先輩と … 女の人。 「 ちゃんと、テキスト進んでるか~? 」 「 … … 」 「 ちーあーきー!! 」 だいすきな先輩に話しかけられてるのに 猛ダッシュでその場から逃げる。 だいすきな人と女の人が一緒に 仲良しそうにしてる姿をみて 胸がズキンと痛くなった。 急いで校舎に避難 - 「 「 最近西島先輩仲良さげな人いるよね~ 」」 「「 すごい可愛い人だよね ? 彼女かなぁ~ 」」 うわ、最悪だ よりによってあの場面を見たあとに この会話が耳に入るのは 流石にタイミング悪すぎるよ 。 絶対あの隣にいた人との事だよね? ただでさえモテる先輩なのに … 告白する前にふられるなんてついてなさすぎ。 (( 告白することもなく 伊藤千晃はふられました ))
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!