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東武東上線の急行小川町行きの電車内、乗客の中に寝ている人が1人が寝ていた。
「次は武蔵嵐山、武蔵嵐山。お出口は右側です。」
電車内にアナウンスが響く
(んっ、いつの間にか次が武蔵嵐山か!)
電車が武蔵嵐山に着くことを知らせるアナウンスで和也は目を覚まし、降りる終点の小川町の手前であることを確認した。
しかし、電車が動いているのを見てあることに気がついた。
(えっ、待って!逆方向に動いてんじゃん!)
なんと、終点の小川町に着いても気付かずに池袋方面に電車が折り返していたのである。
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