第4章 16話 激突

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遂にこの日がきてしまった。 ジュピターの宣戦布告から二日。 今日が戦いの日だ。 「あら、ルナは?」 静かにお互いが睨みあっているとジュピターが静かに呟いた。 やはり、ルナはお預けなのだろうか。 そう思ったとき、上空から声がした。 「いえ、ルナはここにいます!」 そう言いながら自由落下してくるルナをジュピターは無言で見つめていた。 …なるほど、月で鋭気を養っていたのね。 これは、苦戦の予感だわ。 きちんと女の姿で現れたルナにジュピターはにやりと笑う。 それでも別に問題はないのだ。こちらにはウラヌスがいるから。
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