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遂にこの日がきてしまった。
ジュピターの宣戦布告から二日。
今日が戦いの日だ。
「あら、ルナは?」
静かにお互いが睨みあっているとジュピターが静かに呟いた。
やはり、ルナはお預けなのだろうか。
そう思ったとき、上空から声がした。
「いえ、ルナはここにいます!」
そう言いながら自由落下してくるルナをジュピターは無言で見つめていた。
…なるほど、月で鋭気を養っていたのね。
これは、苦戦の予感だわ。
きちんと女の姿で現れたルナにジュピターはにやりと笑う。
それでも別に問題はないのだ。こちらにはウラヌスがいるから。
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