122人が本棚に入れています
本棚に追加
/211ページ
*
そうして、数日後。
カルテロは重傷で瀕死状態のまま、ニューヨークにまだ潜んでいた。
瑠生と美衣は、アメリカが2人を残すことが危険だと判断し、日本へと連れて行った。
むしろ、その方が思う存分やれる。
匠は、1人でカルテロのアジトを突き止めて、カルテロをあぶり出すために1つ目のアジトを爆破した。
そうして、カルテロと向かい合って、匠はまっすぐ銃をカルテロに向けた。
それは、カルテロ壊滅への道。
そして、二代に渡るカルテロとの長き戦いの幕開けともなる。
その胸にあるのは、愛。
瞳に宿るは、未来。
匠の、孤独な戦いが始まろうとしていた。
The End
最初のコメントを投稿しよう!