◇◇ 第9章 プロポーズ? ◇◇

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和也さんのマンションに帰り着く。 明らかに、朝出かけた時とは違う……2人の空気。 あたしは、『彼女』の響きに浸っていた。 部屋に入る。 リビングに入ると 和也さんに腕を引かれ、ギュッと抱きしめられる。 そして、和也さんは、甘く……そっと囁いた。 「璃子……やっと、……やっと君を手に入れた。もう絶対に離さないからな」 「和也さん……」 「璃子、俺だけを見ていろ」 「……はいっ」 見上げたあたしを優しく見つめ…… そっと優しいキスを落とす。 丁寧に丁寧に……大切な物を守るかのように優しく抱き包まれ。 丁寧に丁寧に……優しいキスを何度も何度も角度を変えて繰り返す。          
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