涙に濡れる日々

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崩れるようにこたつに戻り、 カップを置いて自分自身の方を抱きしめ、背中を丸めた。 何やってるんだろう…… どうしちゃったんだろう…… 涙を拭いて、 深呼吸で冷静さを取り戻そうと必死だった。 私に正気を取り戻させたのは 真夜中に響くインターホンの音だった。 時間を見て、ギョッとする。 思わず口に手を当て、恐怖に身体が動かなくなった。 気配を殺すようにそのままスマホだけを握りしめると、 手の中のスマホが鳴り、私は悲鳴をあげそうになった。 ** 来ちゃったけど、起きてる? ** 純也さんからだった。 私は状況がつかめず、驚きながらもスマホを手にしたまま忍び足で玄関に向かった。
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