ずっとそばにいてくれたね 第10話

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そして、ケーキの箱に書いてあったカフェ。 あの場所は、優輝がひとりの時間を楽しむために学生の頃から行く場所。 決して人を連れていかない場所に、璃子を連れていった。 優輝の本気さが伝わってくる。 そして、マンション前でのキス。 俺からは暗すぎて確認しづらかったが、 優輝からは、俺の存在がよく見えたハズ。 視線も合ったような気がした。 まさに、お互いに無言の宣戦布告。 もう冗談では済まされない。 優輝……何でだよ? 社内には、璃子に想いを寄せるヤツがまだたくさんいる。 それが、優輝の出現で、うまく払い除けられたと思っていたのに…… 優輝、まさかお前が本気だったなんて…… もう手は抜けないな。 まぁ、優輝、お前が相手でよかったよ。 俺は、寝ている璃子にそっとキスをして寝室を出た。
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