転生先が人間でなくても頑張ろうではないか!!

4/4
146人が本棚に入れています
本棚に追加
/69ページ
少し、森の空気が変わった。 「グルル(ここで、じっとしてなさい)」 コクリと頷く。 母さんは、翼を広げて飛んでいった。 …… 2時間以上たっても、母さんは戻ってこない。 ……いやな予感がする。 ドサッ 何かが落ちる音がした。 「クルッ!? (母さん!? )」 そこには、傷だらけで、今にも死にそうな母さんが倒れていた。 「グルゥ……(私は、もう長くはない……)グルル(今からお前を『死の森』へ飛ばす)グル……(逃げて生き延びるのよ、私の愛しい子……)」 転移魔法の光が俺を包み…… 気がつくと、暗い森の中にいた。
/69ページ

最初のコメントを投稿しよう!