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小夜子、壱君(2才)。 ある日、何気なく開いたアルバムの片隅に、2才の僕と見知らぬ女性の写真を見つけたんだ。 それは、どうでもいいようで、とても重要なもののような。 とにかくその1枚は、僕の記憶の片隅に、いつもぶら下がっていた。 なぜなら、その初老の女性は、とても愛しそうな眼で、僕を見ていたのだから。
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