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***** 「今日子先生の家には 5時ごろ着けばいいから、 どこかに寄って行く? 3時間くらい」 バックミラー越しに、 春山先生がちらりと 目線をくれた。 「…はいっ」 目を輝かせ、身を乗り出すと、 助手席の座を平然と わたしから奪い取った祐希が、 「じゃ、メロディランド!」 と間髪入れずに叫んだ。 メロディランドというのは、 少し車を走らせた郊外にある 巨大ショッピングモールに 隣接する小さな遊園地だった。
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