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第1話、龍王帰還
ーーー・・・
ビシッ!バキキッ!メギメギッ!
「ーーーふう。なんとか帰って来れたか・・。」
ある日突然街の路地裏で起きた不思議な出来事。空中に無理矢理作った割れ目から出てきた男は一人ではそう呟いた。
その男の名前は『九十九 龍斗』
その男は何とも不思議な人生を歩んで来ていた。
実はこの男は一度この世界では事故で亡くなっている
だがそれは神様の手違いだったらしく、別の世界に転生することになった。
その世界は剣や魔法などがあるファンタジー世界だった。
その世界では男は何故だかわからないがドラゴンになってしまっていた。
初めの時はとても驚いてた。
それと同時に酷く悲しんだ。
もう二度と人の姿に戻れないと思ったからだ。
もういろんな人と話すことも美味しいものも食べられない。
だが、その考えはすぐに変えられた。いや、変えた。
どうやら神の知識によるとドラゴンを纏める長となれば全てのドラゴンの力を使う事が出来るらしい。
その中には何と人龍という種類のドラゴンもいるとわかったのだ。
そのドラゴンの力は名前の通り人になることが出来るらしい。
つまり、ドラゴンの長となれば人になることが出来るということだ。
龍斗はその日からドラゴンを纏める長、すなわち龍王を目指して生きて行った。
龍王になる条件は全ての種族のドラゴンを食べる事だった。
龍斗は修行や努力を十年ほど続け、実力をつけた後に全ての種族のドラゴンに戦いを挑み続けた。
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