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そこには、俺に怯えている母の姿があった。
「何言ってんだよ。今日は暇だから溜め込んだ録画でも見るよ。」
俺は母の冗談を無視して、荷物をそこら辺に放り投げ、ソファーに腰かけた。
そして、リモコンを手に取りテレビの電源を付けた。
「何してるんです?早く出ていってください!」
俺の右側で母はまだ冗談を言っている。
「もういいって。面白くないし、黙っててよ。」
俺はリモコンを操作し、録画一覧を見た。
「あれ?母さん俺が録画してたアニメ全部消したの?」
俺は言いながら、右側へ目線をやった。
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