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「伯母さん、もうすこしオブラートに包んでもらえない?小百合ちゃんが驚いてるだろ」
課長は苦笑いしながら恵先生を見ているけど、先生は話を止める様子はないようで…
「全て事実でしょ?包み隠さず話して、小百合ちゃんにそれを含めたあなたを愛してもらわなきゃ意味がないじゃない。
心配しなくても小百合ちゃんはそんなことで嫌いになんかならない。
そうでしょ?小百合ちゃん」
「はい」
確かに驚いたけど、課長のこともっと知りたい。
私の知らない頃の課長も全て愛したい。
「姉の会社に入社したけど 、適当に仕事してて…変わることはないのかもしれないって思っていた。
そんな時、バイトしている小百合ちゃんを翔が見かけたの」
そんな頃から課長は私のこと知ってたんだ…
見られてたなんて全然気づかなかった。
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