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~29章~ #2
「何…どうしたの?
その冗談はキツいよ、小百合。
俺が連絡しなかったから怒ってるとか?
あっ、もしかしてマリッジブルーってやつなのかな?
何か心配とか不満があるなら…」
あなたに不満なんか何1つない。
あなたはいつでも完璧で、私のことを1番に考えてくれてて…
悪いのは全て私。
今、この瞬間から私はあなたにとって最悪の女になる。
心の中でそう決意し、首を横に振り真っ直ぐ彼を見つめ、
「翔さんがいないこの1週間、凄く楽だったの。
私、やっぱり1人の生活がいいんだなぁって実感しちゃった」
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