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勝手に冷蔵庫から水を出し喉を潤した。  リビングに戻りバックと紙袋を持つ。  高尾幸の視線を痛い程に感じた。 たぶん自分の思い通りに行くと思っていたんだろう。 試着室での事で有利に立った気でいたのかな? 奴隷のように私が従うと思ったのかな? 浅はか過ぎる。 ムービーぐらいじゃ動揺しないよ。 「じゃ、帰るから。」 私は高尾幸の顔を見ずにマンションをでた。 
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