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「くぅぅぅろこっち、イェア☆やっと新巻ゲットできた!!よくおかし我慢出来たな、わたし。」
栗色の少し癖毛の髪を揺らしながらくるくるまわっている少女が一人。
この物語の主人公、大迫 しおりである。中学2年生、のんきすぎる性格なため友達はあまりいない。でもしおりはそれを重大視していなかった。
なぜなら彼女は
かなりのオタクだったからだ。本が友達と言ってもいいほどに。
「むふふっ、はやく帰って読みたいなぁー。てか……ここどこかな??」
のんきすぎるのもまた大変なことだ。
「うわぁ、これって迷子??」
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