魔法少女の欲深い憧れ

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『調子はどうだい?』 その時、白く赤い瞳を持つ動物がミルカの枕元にあらわれた。 QBだ。 QBは拓広の望みで拓広とミルカの魂を交互に入れ替えたのだった。 余りに疲れがピークにあったミルカは驚きも感じず、逆に顔を枕に埋めたまま抗議した。 「どうしたもこうしたも無いよ…何で突然体を入れ換えるんだよ…」 憧れていた筈なのに慣れない生活に愚痴を言う拓広。 親や講師のスパルタ、周りのミルカの親友達にはいつもと様子が違うと心配された。 その中の一人に「姫乃 しまる」と言う少女がいた。 ミルカと同じ年でかなりの信頼で結ばれていたのだろう。 一方でミルカと激しい対立関係にある「香苗 めりほ」には嫌がらせも受けてその度しまるが助けていた。 しかしミルカには自分が拓広と言うクズ野郎と知られたらどう思うだろうと複雑な気持ちに苛まれていた。
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