プロローグ

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青年の河 東、西、一、1 青年の親と言うことを考えると、タンヤオが濃厚である。 しかし、退くことはできない雄也。 ツモってきた四をツモ切る。 そして、下家は、ツモり、ツモ切りした牌は…。 ④。 青年が鳴かなければ、雄也はイーシャンテンになっていた。 (くっそ!!またかいな!!) そして、絶望的な鳴きが入る。 「カン。」 カンドラは④、最初のドラも④であったのでこの時点で、ドラ8。倍満確定である。 そして…。 「ツモ。」 青年の手配が開かされる。 二三四②②赤57 6 ④④④④ 234 「リンシャン、タンヤオ、ドラ9。8000オール。」 この瞬間。雄也は崩れ落ちた。 この瞬間。雄也が逆転できる機会を失ってしまい、泣き崩れる。 青年は、ゆっくりと椅子が立ち上がり、その場を去る。 青年の名は、三谷 魁綺。 この卓が、代打ちとしてのデビュー戦であった。
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