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「んで、その最高神様とやらはなんで俺をここに呼び出したんだ?俺はあのまま最後の審判行きだったんだろ?」
最後の審判とは天国か地獄決める裁判所みたいな場所らしい、詳しくはしらんがあのまま漂っているとそこに飛ばされたらしい
「それはじゃな、実「それに関しては、私が、知っての通り柴崎さんが飛ばされてしまったのはこちらの不都合で、本来ならあと60年は生きていたはずなんです、この場合輪廻に戻れず天国へも地獄へも送れない状態になってしまい永遠にこの狭間に居てしまうことになります、それでは余りにも柴崎様が不憫ですのでもう一度生を授ける方法にいたしました」
ん、なんだ生き返れるんじゃねぇか、勿体つけて、さっさとすればいいのに...
発言をとばされ落ち込んでいた雑巾(最高神)がここぞとばかりに口を挟んできた
「だが、おぬしを地球に返すことは出来ぬ、すまんの」
「はぁ?なんでだよ?」
安心していた俺に残酷な言葉が降りかかる
「おぬしはもう死んでいることになっているといったじゃろ・・・?生命が命を落とし生き返るのは最高神でも出来ぬことなのじゃ、出来ないことは無いが地球という世界を滅ぼしてしまうのでな・・・」
どこかの宗教で見た輪廻の崩壊論というスピーチを思い出した、
「じゃあ俺はどこに生き返ればいいんだよ!結局地球じゃねぇんだったら生き返れないじゃねぇか!」
なかなか落ち着けずに居る俺に美女は優しく穏やかな口調で言った
「すみません、地球には無理ですが貴方にはもうひとつの異世界のほうに転生という形で命を授けることになります」
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